世界のはて

『はてな非モテ論壇』の一角だった場所

そもそもオタクという言葉自体が差別のために存在する

【オタクの致命的な誤解】
http://d.hatena.ne.jp/castle/20050115#p2

気持ち悪い人を差別化する、という目的がまず先に存在し、自分と比べて明らかにヘンでおかしなこいつらは絶対に自分と違う、という気持ちを的確な言葉で表現し、区別し、自分たちから差別したいと望む欲求から生まれた言葉こそがオタクなのです。隔離のための言葉なのです。

だから、理由があるからオタクが差別されるのではなく、元々差別を目的としてオタクという語が使われているのです。これがどれくらいおかしな事態かというと、「同じ人間を趣味で差別するな」と言うオタク側にされた人間の訴えに、「え? 同じ人間だったの?」と言う反応が返ってきているのに、それに気づかずに延々と自分たちの正当性を主張している、そんな構図が傍から見るに、悲しむべきことですが滑稽ですらあるのです。

アゴがはずれるほどに頷ける内容。だから、オタクの訴えは一般人には届きにくいんだよなー。ハナから同じ人間と認識されていないんだから。

ただ、後半で引用されているちゆ12才と大槻ケンヂ氏の指摘に関しては、はたはた疑問。一般人にも「オタクはお洒落なんてしない」という強烈なバイアスがかかっているから、キチンとお洒落さえすれば、オタク的本性なんて簡単にごまかせますが(まぁ、大槻氏のはネタなんでしょうけど)。

まずは差別されている現状をアピールする必要があると私が主張するのも、オタクも「人間」であり、「差別されたらムカつく」存在なんだっていう根本的なところから、世間に理解してもらう必要があるんじゃないかと思うからなわけです。

差別全盛時代の黒人は、白人から見たら人間じゃなかったと思うんですが、たぶん一般人から見たオタクも同じ扱いです。