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『はてな非モテ論壇』の一角だった場所

「野ブタ。をプロデュース」ドラマ版鑑賞中

野ブタ。をプロデュース DVD-BOX

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レンタルビデオで借りて、第4話まで鑑賞。もの凄くよい。スクールカーストものは、なぜ僕の心をこうまで鷲掴みにして離さないのか。
事前に聞いていた通り、原作とはまったく違う設定・ストーリーだけど、これはこれでパラレルストーリーとして非常に面白い。

  • 野ブタが女になった
  • プロデューサーに「彰」が加わって男ふたりになった

の2点で、物語にこうまで厚みが出るのかとビックリした。「野ブタに嫉妬する修二の彼女」「野ブタと良い感じになる彰」とか。ここらへん、原作のままの設定では有りえない、もの凄くうまい展開だよなぁ。
たぶん今後は「ココロ」重視派カップルの「野ブタ&彰」の盛り上がりに反比例するように「みんなの憧れ」カップル「修二&上原」の関係が破綻をきたしていき、修二の「人気至上主義」の空虚さが描かれていくんだろうな。その予兆は、第2話あたりから既にはじまってるし。
文化祭とかで暗躍してるのは上原だと思うんだけど、この上原の野ブタへのいじめの動機は、嫉妬だけではない気がする。この娘には、修二の「人気」目当てに付き合ってるとかいう動機がたぶんあって(ここらへん、修二も上原の人気目当てなのでお互い様)、後半で上原の醜さが露呈。修二は利用しているつもりが実は利用されていた、というか、利用し合うだけの関係でしかなかったという罠。
で「結局似たもの同士だったというわけか。ははははは(空笑い)」みたいな展開になると予想。原作に比べ、全体的に「スクールカースト描写」よりも「『人気至上主義』の途方もない虚しさ」(と、にも関わらずそこから逃れられない現実)に重点が置かれているっぽいし。
ドラマ版観終わるまで読むのガマンしてた惑星開発委員会の記事も観終わった部分から読み始めてるけど、こちらも非常に面白い。明日続きを借りに行こ。