JJ、お姉系からお嬢系へ

【私、お嬢さんになります。】

今日、電車のつり革広告を見ていたら、CanCamに次ぐ発行部数を誇るお姉系女性ファッション誌の雄*1、JJの路線がだいぶ様変わりしてて、ビックリした。

基本のテイストは変わってないんだけど、紙面も服も、現行のお姉系に比べてだいぶ落ち着いたイメージ。目次（参照）を見ても、

• 黒髪にしました！ピンクはもう着ません！デニムも卒業です！
• 「モテ服」「過ジュアル」よ、さようなら！

など、現行のお姉系を完全否定するかのごとき煽りが目立つ。
ちなみに１年前の2005年10月号はこんな感じ。

前にも、「モテるは卒業、愛される女になる」っていうJJ2006年8月号のコピーを紹介したけど、どうもこの号から路線変更が徐々にはじまって、今号からお譲系に完全移行って感じらしい。このタイミングには、秋冬はお嬢系的なシックなテイストのファッションが映えるっていうのも関係してそう。

【JJ、キャッチコピーの変革】
http://jj-m.jp/shop/back_number.cfm

• 2006年8月号 ：「モテる」は卒業！「愛される」夏服 大研究
• 2006年9月号 ：「時代はお嬢系」の夏秋服
• 2006年10月号：私、お嬢さんになります

↑のページ見てて気付いたんだけど、JJは2006年3月号〜2006年7月号まで「東京シンプリティ*2」というスタイルを提唱していたらしい。僕は全然知らなかったんだけど、これはパッと見た感じ、お姉系と上手く差別化を図れていなかったからだろうなぁ。
「東京シンプリティ」にしろ「お嬢系」にしろ、そろそろパイの拡大の限界が見えてきたお姉系の土俵で勝ち組のCanCamと競合することはやめて、JJとしては次の路線を仕掛けて勝負したいってことなのかな？
「東京シンプリティ」は全然流行らなかったけど、「お嬢系」はどこまで女性に受け入れられるのか、JJの新路線に今後も要注目です。

*1:http://taf5686.269g.net/article/75423.html 少し古い記事なので、最近は違うかも。

*2:「新プリティ？」「シンプル・プリティ？」