世界のはて

『はてな非モテ論壇』の一角だった場所

はしごたんへ。セックスは、できません。

↑の記事を読み、その周辺の記事も読み、丸2日間考えました。

ごめんなさい、はしごたん。セックスは、できません。そのつもりで「友達になりたい」と言ったのではありません。はしごたんも知ってのとおり、僕には彼女がいますので……

僕は、お互いの時間が合ったときにたまに会ったり飲んだり食事をしたり、僕のネットの友人と一緒に「はしごたんを囲む会」的なことができたらいいなと、そんな気持ちで「友達になりたい」と書きました。

僕には10代後半、非モテ非コミュで気の合う友人が全くおらず、ゲーセンで仲間を見つけ、それを支えにして生きていた時代がありました。また20代前半、慣れない脱オタに四苦八苦していた時代に、飲み屋で愚痴を聞いてくれ、助けになってくれたのも、ゲーセンの仲間たちでした。はしごたんにも、そういった「場」があれば、今のつらい状況のささやかな助けになるのではないか、と。

記事を書いた後で、はしごたんが地方在住だと知りましたが、それならばメル友やチャットからでも始めて、気が合ったらそのうち会えればいいなと、そんな気持ちで「友達になりたい」と言いました。

でも、今回のはしごたんの記事を読んで、僕の考えは甘かったのかも知れない、と感じました。ナツさんmuffdivingさんが触れている、陽性転移や境界性人格障害については、僕も本を読むなどして、少し聞きかじっていましたが……理解が不充分でした。今回のはしごたんの僕へのアプローチの仕方、そしてセックス前提でのデートの申し込みまでの流れを見て、僕は甘かった、と悟りました。

今回僕は、はしごたんに共感するところがあり、こうしてやりとりがありました。でも僕の共感は、はしごたんに過剰な期待を持たせることになってしまった。眼に見えて膨らんでいくはしごたんの期待を前にして、僕は「応えられない」と思ってしまった*1

僕は、はしごたんが淡い期待を抱いている「無条件で受け入れてくれる」聖人ではありません。俗世間にまみれた、ただの人間です。住む場所も遠く、彼女もいる僕には、残念ながら今のはしごたんの期待に応えることはできません。であれば、最初から期待を持たせるべきではなかった……今ではそう思い、後悔しています。

もし今から、セックス無しで会ったとしても、メル友になったとしても、「はしごたんにセックスの期待を持たせるだけで、それに応えられない僕」という図式は続くでしょう。であれば、僕ははしごたんと、これ以上関わるべきではない。僕は、はしごたんとの個人的なやりとりを、ブクマやブログも含め、すべて絶つことに決めました。

今回、中途半端な覚悟から、一番はしごたんを傷つけてしまったのは、一条さんでもなく、ekkenさんでもなく、間違いなく僕です。自分のオナニーの為に手を差し伸べた、と言われても仕方ないと思います。

はしごたんは、僕のことを心の底から恨むでしょう。思うがままに、罵倒してください。それは、当然のことです。本当にすみませんでした。謝った程度で許されるとは、思いません。今回僕がしたことは、いくら謝罪しても許されない類のことでしょう。ただ、今回の自分のしてしまったことへの戒めのため、もう同じ過ちを繰り返さないよう、けじめとして謝罪します。

*1:このブクマで「おだてすぎです」と言ったのは、このことを少し感じてのことでした。