世界のはて

『はてな非モテ論壇』の一角だった場所

コミュニティ規模の拡大と、それに伴うコンテンツ指向からコミュニケーション指向への転換の話

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080203%23p2
p_shirokuma 『「頑張ってオタクになる」人が出てきたというあたり、色々とターニングポイントを超えたことを暗示していると言える。』

オタクがまだそんなに世間から認知されておらず、数も少なかったオタク第1世代の頃、オタクは「気付いたらなっている」ものだった。でもオタクの数が増え、「オタクコミュニティ」が可視化されてきた結果、オタクを「目指す」人たちが出てきたんだろうということを、丁度この前友人と話したことを思い出した。

そのときは、「気付いたらなっている」タイプのオタクはコンテンツ指向で、「勉強してオタクになった」人はコミュニケーション指向だという違いがあるだろう。で、後者の人間は前者から見たら「ヌルオタ」に見えるだろう、という話をした。

この「コミュニティの拡大に伴う、構成員のコンテンツとコミュニケーションの優先度逆転(あるいは転換)現象」っていうのは、たぶんオタクコミュニティに限った話ではなくて、あらゆる新興コミュニティに共通して起こる現象なんだろうと思っていて。

例えば非モテ界隈でも、最初は自分の感情をブログ吐露することが目的だったのが(コンテンツ指向)、同類が集まってコミュニティを形成するようになってくると、コミュニティに所属し続けるために非モテネタを「頑張って」語るようになったり、「非モテコミュニティ」に入るために非モテを勉強するという、コンテンツと交流の優先順位が逆になったコミュニケーション指向の人が出てくる、という流れがあるように思う。