世界のはて

『はてな非モテ論壇』の一角だった場所

ファッションにおける中二病(2)

前回、ドルガバやディオールオムを中二病として取り上げたけど、感覚的になにか違和感を感じる(個人的にはソニー中二病だということにも違和感を感じるわけですが)。
感覚的に中二病っぽいと思うのは、エイプ等の裏原系ブランドなのだけれど、あれは中高生に背伸びさせることを「目的」としたアイテムなわけで、「背伸びっぽい、自意識をくすぐるアイテム」としての中二病アイテムとは、若干ニュアンスが違う気がする。
しかし考えてみれば、そもそもファッションとは「背伸びをし、自意識をくすぐること」が最大の目的の文化なので、「ファッションそのものが中二病的」といえるのではないか。ファッションにおける「〜病」の推移を適当に考えてみた。


SMARTを読み、裏原ブランドに憧れる
中二病
「SMART別冊東京買い物マップ」を見ながら、実際に原宿へ行く(結局何も買わずに帰ると、なおよい)
高二病
-------- ここで大二病と服オタ病に分岐 --------
裏原をダサいと思い始め、ドルガバ・ディオール等、雑誌露出の多いメジャーブランドに走る
大二病
裏原はダサいと思い始めたが、ドルガバ・ディオールの「カッコいいですよーオーラ」にも引き、ポエル等マイナーだがクソ高いブランドを着る
服オタ病
学校を卒業し、「俺も落ち着かなきゃな」とのたまいつつ、丸井へ走る
フレッシャーズ病
そんな彼でしたが、今では全身ユニクロで銀座も全然平気
オヤジ病
あんまりなんでも病気にするのもいかんな(笑)中二病の趣旨、ズレまくってるし。これは、単に年代別のファッションの推移を追っただけだよなぁ。
結局、突然外見に気を遣うようになった同級生の軽薄さに過剰反応し、若いのにあえてファッションと無縁な生活を送ることが、最強の中二病ということで、締めさせていただきます。
【3/26 追記】
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