思い込み全体主義化の原因は「価値観の序列」と「市場原理主義」にあると思う
「コミュニケーション不全症候群」で、俺の中で神と化した中島梓のHPを発見。面白い。
http://homepage2.nifty.com/kaguraclub/2005-1-22.htm
「人間関係」というのがいまの社会にとってのキーワードであると思うんですねえ。でもって、そのなかで「こうでしか、あってはいけない」「こうなくてはいけない」「こうでない人間は失格、できそこない、クズ」って決めつけている「思いこみ全体主義」が、しだいに私たちをしめつけ、ゆがめはじめている。
<中略>
ひとりひとりのお母さんが地道に地道に「友達は少なくてもいいんだよ。明るくなくてもいいんだよ。社交的でなくてもいいんだよ。ひととうまくゆかない人だっていてもいいんだよ。漠然とモテることなんて幸せになるために何の意味もないんだよ」と子供に言い聞かせることからゲリラ的に戦ってゆくしかない、と思いますねえ。
でも俺は、親からそう言われ続けて育てられたおかげで、社会にうまく溶け込めず、えらい苦労させられましたYO!!こういうゲリラ活動ってのは、社会で生きる過半数以上の勢力が「せーの」で始めないとダメで、1人で先走ったりするととんでもなく悲惨な目に合わされるワナをはらんだ、危険な思想だと思う。親の思想に付きあわせて、子供を犠牲にするな!!と。
しかし、こういった「社会的圧力への適応」を重視した子供への教育が「思い込み全体主義」を一層強化する元凶にもなるわけで、もうホント、「真の自由主義*1」を目指すには革命でも起こさないとどうしようもないと思うわけですよ。社会に対して個人にできることの小さいことといったら!キー!!
【追記】
「思い込み全体主義」というのは面白い概念だと思った。
*1:俺内部では「他者の意見・存在を否定・抹殺しないことさえ厳守すれば、なんでもありというルール」と定義。「自己の正当化のために他者を犠牲にするな!という思想」と言ったほうが正確かもしれない。