世界のはて

『はてな非モテ論壇』の一角だった場所

エクストリーム系オタはむしろDQNだと思う

【おれはおまえのパパじゃない:エクストリーム系オタ】
http://d.hatena.ne.jp/kowagari/20050810/1123655177
そんでこのタイプのオタクに共通するものは何かと考えると、それはおおざっぱに言ってスピードではないかと。瞬間的判断能力、正確な操作のための運動能力を持っていて、「ゲーム、好き、ぐへへ」といった愚鈍なイメージとはかけ離れた、アスリートに近いイメージ。軍人に近いイメージ。もしかしたら戦闘機のパイロットとかになってたら撃墜王とかになってたんちゃう? みたいな感じ。そんでそういう身体能力もありつつ、やっぱりオタクっぽくゲーム情報の収集、攻略法の開発には怠りないみたいな感じ。

俺は勝手にこのタイプのオタクをエクストリーム系と呼んでいて、これは単にゲーオタの内ゲバに過ぎませんけど、身体能力を必要としないエロゲヲタとはまったく相容れないものだと思っている。

ユリイカの「オタクVSサブカル」*1を受けて、↑の辺で「エクストリーム系オタ」の話題が取り上げられていて、非常に興味深い。
「エクストリーム系オタ」には、リンク先で紹介されている渋谷洋一氏のほかに、キャサ夫ブンブン丸といった人物が含まれると思うのだけれど、個人的に彼等はオタクでもサブカルでもなく、むしろDQNに近い存在だと思っている。ここでいう「DQN」とは、「イケメン」「ヤリチン」といった非モテ視点の意味合いではなく、「『目撃!ドキュン!!』に登場しそうな人」という古典的意味でのDQN。≒ヤンキー。
具体的には、「パチプロ」「走り屋」といった、「DQN系オトコ趣味」(造語)寄りの人間で*2、外見も、オタクというよりはDQNに近い。僕がスコアラーでゲーセンに毎日通っていたころのことを思い返してみても、ゲーセン常連の「DQN:オタク」率は5:5くらいで、格ゲーではむしろDQNの方が多いくらいだったし*3
で、「エクストリームオタVS萌えオタ」の対立というのは、それはもう昔から存在していて、それは端的には「スキル系ゲーマーVSノーター」といった形で可視化されるわけですが、僕としては「どっちも同じゲーム好きなんだから、楽しくやれればいいんじゃね?」と、中立の立場取ってましたねぇ。周囲には、「ノータームカつく派」も何人かいましたけど。
・・・・・・というような話を、元スコアラー当事者としてもう少しちゃんと書きたいのだけれど、面倒くさいからこれで終わりにするかも知れない。

【砂上のバラック :エクストリーム系】
http://d.hatena.ne.jp/number29/20050810#1123664787
一つ目に不良の溜まり場のイメージから脱却しようとしたゲーセンのイメージアップ作戦、二つ目に宮崎勤事件でおたくが奇異の存在で強く見られるようになったこと、三つ目は先の二つとも関係しますが、テトリスファイナルファイトのようなヒット作が生まれたことが大きかったんじゃないかと思います。

これらの相乗効果によってアーケードの客層の幅が大きく広がり、それまでの(美少女・SF的な)おたく文化の流れは引き継がずに、一方でスコアラー、ハイローラー的な闘争心はしっかりと持ったプレイヤーの下地が出来ていたところにスト2がドーンと来て対戦格闘ブームが生まれたんじゃないかなと。

この辺の考察も、的を射ていて面白い。

*1:僕も今読んでます。

*2:実際、「ゲーマー兼走り屋」「ゲーマー兼パチプロ」は結構いた。

*3:ここらへんは、ゲーセンの立地条件や雰囲気にもよる。近くに低偏差値校があったり、暗くて昔っぽい「不良の溜まり場」的店だとDQN率が上がるとか。