世界のはて

『はてな非モテ論壇』の一角だった場所

ネガ喪の愚痴が求めているものは、「解決」ではなくて「共感」。つまり、女性の愚痴と同じってこと(笑)

ネガ喪にアドバイスは微妙

前回の記事に寄せられたはてブのコメントから、id:oya03さんに返信。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20050830/1125351516
oya03 『技術を磨きなよってアドバイスをすると怒られるけどそれも軽蔑や非難の内に入るのかな。』

「軽侮や非難」には入らないと思うんですけど、「モテたいわけではないけど、非モテだからといってキモがられるのは嫌だ。非モテのままでそっとしておいて欲しい」と言っている非モテに対しては、「価値観の押し付け」と感じられ、嫌がられる可能性はありますね。
この手の「ネガ喪*1」の愚痴っていうのは、「解決」じゃなくて「共感」を求めているんですよ。だから、相手が甘ったれたこと言っているように見えても、「アドバイス」じゃなくて「共感」をメインにしたほうがよろしいかと。あるいは完全にスルーするか。
要は、女性の愚痴と同じってことです。女性の愚痴や相談に対して、共感じゃなくて論理的解決策を提示する男は嫌がられるでしょ?「ただ共感して欲しかっただけなのに」って(笑)

ポジ喪に対しては、ガツンとアドバイスお願いいたします!

ネガ喪に関してはこんな感じなんですが、世の中にはモテたくてしょうがない非モテ、「ポジ喪」もいるわけです。このタイプの非モテに関しては、むしろガンガンアドバイスしてあげたほうがいい。以前Kammy+さんトコに光臨したくみさんくらい、厳しい現実をガツンと叩き突けてやりましょう!

http://kammyblog.seesaa.net/article/4544732.html#comment
なーんにも努力しないありのままの自分をまるごと受け入れてくれるのって、可能性があるとしたら母親ぐらいのものですよ。他人にはそんなの受け入れる義理はありません。

結論:非モテへのアドバイスは、ケースバイケースで!

社会と個人、どちらを論じているのか

あと、ここはちょっと注意して欲しいんですけど、今回書いたことは、あくまで「非モテ個人の愚痴や相談」に対応するときの話なんで。前回の記事の「非モテ蔑視」のように「非モテの周辺社会」を問題にしているとき、「アドバイス」は場違いなだけですから、そこのところは注意していただきたいですね。今回も、何人かアドバイスをくれた方がいましたけど、そもそも僕はモテだから、アドバイスなんていらんですし。

追記

ここま書いて気付いたんだけど、当のoya03さんのブログにて、「非モテの愚痴は女性のダイエット話と同じ」って、すでに書かれていた!やるな〜。

http://d.hatena.ne.jp/oya03/20050720
とあるブログで「非モテのグチは女性のダイエット話と同じだ。」と言ってましたが「願望だけを口にして実行する気はまったく無い。」という意味でいっているのならまったくもってその通りですな。

追記2 2005.09/04 AM.10:00

コメント欄での「ネガ喪・ポジ喪、どちらでもない「自分を貫きつつモテたい」という層が非モテの大半ではないか」という指摘を受け、関連記事を書きました。
http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20050902/1125620171


*1:2ch「モテない男性版」にいるタイプの非モテ。ネガ=ネガティブ。これに対し、「モテたい男性板」にいる非モテは「ポジ喪」。ポジ=ポジティブ