ネガ喪の「愚痴」はどうかと思うが、「主張」は鋭い

ロサ・フェティダさんのコメント

以前書いた「ネガ喪の愚痴＝女性の愚痴」に、ロサ・フェティダさんからコメントをいただきました。若干長いので、引用は省略しますが、リンク先のコメントを読んでから本文を読むことを推奨します。
http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20050831#c1125796010

愚痴じゃないっす

一読して思ったんですが、今回のロサさんの発言は、「愚痴」じゃないです。この発言は、「主張」ですね。こういうネガ喪の「主張」は、僕も共感する部分が多いんですよ。特に、

よく一般人が「オタクから興味の無い話を延々されてうざい」とか言いますが、まさにそれです。興味の無い話を、さも自分はセックスのベテランかのように、かつ説教臭く言うんですよ。「お前はこうだからだめだ　こうしろ」と。一般人の大嫌いなオタクが「お前はアニメを見ろ　プリキュアをぜひみろ　ムリムリありありINじゃな〜い」とか言うようなものです。

辺りは、まさにおっしゃる通り！だと思います。価値観の異なる他者を許容・想像できない、典型的なラブハラスメントですね。

ネガ喪の「愚痴」と「主張」の違い

僕の言う「愚痴」とは、誇張すれば、

モテたいわけじゃないんだけど、独りの夜は寂しさを感じることもあるなぁ。嗚呼、こんな俺を愛してくれる女性がどこからともなく現れないもんかな、はぁ。・・・・・・いや、モテたいわけじゃないんだけどさ。

みたいな、支離滅裂発言のことです。こういうの見ると、ついついアドバイスしたくなる方は多いと思うんですが、ここで彼が求めてるものはアドバイスじゃなくて、「うんうん、わかるわかる。別にモテたくない人間でも、たまに孤独が応えることもあるよねぇ。」みたいな「共感」だろう、と。こんなこと言ってても、彼女ができるわけじゃないことくらい、本人もわかってるだろうし*1。
今回のロサさんの発言は、自分の考えを表明したうえで、「ここが不満なので、モテの方にはここを気をつけて欲しい」という、ネガ喪以外の方に向けた「主張」であって、愚痴とは違います。前回の記事中で言う「社会を論じている発言」ですね。
こういった「主張」に対しては、一般人も、もっと誠意と問題意識を持って、ネガ喪の発言に耳を傾けるべきだと思いますよ。ネガ喪の「主張」には、現代社会の矛盾を鋭く突いているものも多いと感じていますから。
まぁ、「愚痴」と「主張」の線引きは、非常に主観的かつ曖昧で、難しいところなんですが。

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*1:ていうか、わかって下さい。マジお願いします。