世界のはて

『はてな非モテ論壇』の一角だった場所

ネットでのモテ/非モテ論争の意味

今回の件も含め、最近ホント思うんですが、最近、モテ/非モテ論争はネットで非常に盛んですけど、現実への影響って、ほとんどないんですよね。せいぜい「SPA!」や「AERA」で非モテ特集が組まれたりするくらい。まぁ、これだって立派な成果ではあるんですが、こういった雑誌を読んで、急に世間の非モテを見る目が変わるかといえば、そんなことはないわけで。
議論が広がり、今まで不可視層だった非モテの気持ちを知る人が増えることは、決して「無意味」ではないと思いますし、「スクールカースト」「ラブハラスメント」といった概念は、ネットを越え、もっと世間に広まって欲しいと思います。
しかしそれでも、ネットでのモテ/非モテ議論とは、結局は非モテ個人のストレス解消手段にすぎないのかも知れません……いや、ネットで個人のストレスが解消できるのであれば、それが一番の成果なのかもしれません。
僕自身、1年ほどこの手の話題を扱ってきましたが、自分にとって何が一番よかったかって、自分の中で「オタク」「脱オタ」「非モテ」「コミュニケーション」といったテーマについて、ある程度まとまった見識ができ、コンプレックスを感じなくなったことです。ブログを始める前は、脱オタしたことに対し、何か後ろめたい・恥のような感情を持っていましたから。
こういったコンプレックスが解消できたのは、普段は話題にしずらい(でも言いたい)ことについて、ブログで好き勝手に書き、色々な方の意見に触れることができたお陰です。ネットで出会えたすべての人に、感謝しています。
電波男派も脱オタ派も、ネットでストレス解消するなりモテ情報を仕入れるなりして、現実で満足いく生活を送る糧にできれば、それでいいんじゃないですかね?