世界のはて

『はてな非モテ論壇』の一角だった場所

僕は「オタク族」は好きだけど、「オタ」はべつに

・オタク達は、もはや技能集団でなくなりつつある
http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20060221/1140498131
古参のオタクさん達から、最近よく聞くニュアンス。
「オタクか否かの基準は、最近ではスペシャリストか否かを殆ど問われない」
「オタクとしての基準に、濃さという尺度は殆ど関係ない」

http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20060221#c1140529296
# yuikoinu 『オタクってそもそも「オタク族」呼ばれていて、好きなことを極めようとしている変わった人というニュアンスでしたが、オタクという言葉が「オタ」に変わってきてただ単に群れる為の記号になってしまっていると思います。

オタク族とオタって根本的に違うと思うんです。』

僕が「オタク」と聞いて思い浮かべるのは、このコメントの定義に従えば「オタク族」のほうだ。

アーケードSTGオタでスコアラーだったころ、僕の周囲にいたのは「オタク族」だったと思う。彼等の生き様に憧れて、僕はスコアラーの世界に飛び込んだ。DBL-NAI氏*1の生プレイを地元で始めて見たときの衝撃は、いまでも忘れられない。

だから僕は、「オタク」が大好きだ。岡田斗司夫も好きだ。僕のオタクの定義では、山本耀司川久保玲の生き様はオタクそのものだし、だから僕は彼・彼女の作る服が好きだし、多くの芸術家はオタクだと思う。

「オタク族」の生き様は、尊敬に値する。

でも僕が好きなのは「オタク族」であって、「オタ」ではないよなと、この記事を読んで思った。「オタ」は嫌いではないが、べつに好きでもない。

*1:アーケードSTG界では超有名な伝説的スコアラー。