世界のはて

『はてな非モテ論壇』の一角だった場所

もし、男性が「性的に欲情されること」を恐怖するとしたら、どんなケースが考えられるだろうか?


http://d.hatena.ne.jp/crowserpent/20061022#c1161584618
非モテ男性は、女性からの性的視線を恐怖してはいませんよ。
非モテ(というよりも男性全般が)「欲望されることへの恐怖」に鈍感なのは、そもそも男性には、性的視線を恐怖する必要がないからです。理由は大野さんが言う「レイプ」や「望まない妊娠」への危険性が男性には存在しないという、生物学的・身体能力的なものです。

http://d.hatena.ne.jp/crowserpent/20061023
「性的視線」とは欲望的なものに限りません。喪男の人達の多くは、女性から「性的にマイナス価値」のラベリングをされていると感じているからこそ、その視線に恐怖するんです。

http://d.hatena.ne.jp/crowserpent/20061023#c1161635516
これを読んで、ちょっと言葉の定義がわからなくなってきたんで確認したいんですが、「性的視線」というのはもしかして、「性的欲情の視線」だけではなく、「性的侮蔑の視線」も含めて言ってますか?

↑のような議論をしていたんだけど、どうも鳥蛇さんがいう(男性が感じる)「性的視線への恐怖」の意味がわからないので、少し考えてみた。欲情されることそのものへの「身体的恐怖」は女性しか感じない、という僕の考えは変わっていないから、それ以外の部分で。
まず単純に思いつくのは、コメント欄で書いた「性的侮蔑の視線」。これは確かに男女問わずに恐怖だろう。でもこの恐怖は「侮蔑されること」への恐怖が主で、「性的な恐怖」とはいえない気がする。


次に思いついたのは、「男性が自分自身の性的魅力にコンプレックスを感じている」場合の恐怖。例えばセックスを求められても期待に応える自信がなく、そのため「性的欲情の視線」そのものに恐怖を感じ、回避したくなるというような。
これは、ありそうだ。セックスに限らず、「デートで彼女をエスコートする自信がない」等も、「性的欲情の視線」を恐怖する一因になりそう。これは、男女問わずありえる「性的視線へ恐怖」っぽい*1喪男の人たちの多くは、恋愛に自信を持っていないだろうから、

喪男の人達の多くは、女性から「性的にマイナス価値」のラベリングをされていると感じているからこそ、その視線に恐怖するんです。

という鳥蛇さんの言葉とも、この定義なら繋がってくる*2
んー、鳥蛇さんが言う「性的視線への恐怖」は、この後者の「恐怖」のことなのかな?教えて!鳥蛇さん!!

*1:この種の恐怖は他に「外見に自信がないから裸やすっぴんが見せられない」とかかな。外見系は女性、エスコート系は男性のほうがより強く「恐怖」を感じそう。「期待に応えないといけないというプレッシャーからくる恐怖」という感じか。

*2:ただこの場合、「性的視線が怖い」というよりは、「恋愛関係で自分が傷つくことが怖い」と言ったほうが正確だと思うけど。