世界のはて

『はてな非モテ論壇』の一角だった場所

何度でも言うけど、恋人は「好意」ではなく「セックス」で決まるんですよ

http://anond.hatelabo.jp/20070114231823
はてな時事ネタ。↑の記事から派生した話をいろいろ読んだけど、コレ、典型的なラダー理論(池鶴関係)の話だよなぁ。みんないまこそ、僕の↓の記事を読み返そうぜヽ(´ー`)ノ

・恋人選びは『好意』ではなく『セックス』で決まる。ゆえにすべての恋愛論は、『愛情論』ではなく『欲望論』である。
http://a-pure-heart.cocolog-nifty.com/2_0/2006/06/post_8f9c.html


【男→女の場合に関しては、『愛せよ、されば愛されん』は大嘘!】
<中略>
「愛せよ、されば愛されん」「見返りを求めない好意を与えれば、好意が返ってきやすい」という意見。コレ、大概のケースではそのとおりだと思うんですが、好意のベクトルが「男→女」の場合は例外だと思うんですよね。

……というのも、女性には「妊娠」という「男性の好意を受け入れるリスク」があるからです。異性の好意を受け入れるということは、その異性とセックスする可能性が高まるということです。これは女性にとって、「妊娠させられる可能性が高まること」とイコールなのです。

ゆえに女性は、男性の好意に対して簡単に好意を返すわけにはいかない。慎重に「好意を返して構わない男性」を選別する必要がある。これは恐らく生物学的に女性の本能に組み込まれている機能で、「嫌いな男」からの恋愛的アプローチに対し、女性はそれこそ心の底から生理的嫌悪感が沸いてくるのです。

逆に男性はこのへんのリスクが低いので、女性から好意を抱かれると、簡単にコロッとまいってしまう*1。
<中略>
女性にとっては、「誰からも好かれないこと」よりも、むしろ「嫌いな男性に好かれること」のほうが恐怖であり、嫌悪感の対象なのかも知れません。


【友達は好意で決まる。恋人はセックスで決まる】
「恋愛」には、ほぼ例外なく「セックス」が絡んでくるので、女性の恋人選びには、これまで書いたような「望まない妊娠」の恐怖が常に付きまとってきます。

ゆえに女性にとって、「友達の基準」と「恋人の基準」はまったく異なります。友達は単純に「この人が好きか嫌いか」で決まりますが、恋人は「この人とセックスしたいか(あるいはしてもいいか)」が決定的に重要になってくるのです。
<中略>
女性にとって、「好意はあるけど、セックスはしたくない異性(=友達)」と「好意があり、セックスもしたい異性(=恋人)」の間には、マリアナ海溝よりも深い溝がよこたわっているということです。

電波男で主張された「池鶴関係」*2も、「友達基準」しか満たしていない男性が、「恋人」にランクアップしようとしたがゆえに起きる悲劇です。現代の男女関係では、「あなたと恋人になりたい」という表明は、「あなたとセックスしたい」という表明と、まったく同じことですから。そして女性は、「妊娠」というリスクがあるために「生理的に受け付けない人間」とは絶対にセックスできず、それゆえ恋人になれない生き物なのです。

この女性の発言なんかも、とてもラダー理論的だと思った。

http://anond.hatelabo.jp/20070116162455
異性として見ていない男友達
異性として見ることもできる男友達
本当は恋愛関係になりたい男友達
の三種類が居る。自分の場合。

1番目に相当する男友達に対しては、こっちのことも異性として見てほしくはない。もっと若い頃はやっぱりそうなった場合とてもショックで、その時点から避けまくっていた。だからちゃんと後々まで友達でいられたことがない。今もしそうなったらそこまでは過剰反応しないだろうけど、少し距離は置くと思う。

2番目に相当する男友達とはものすごく仲良くて、二週間置きくらいに二人きりで飲みに行ったり、相手の家に泊まってDVD観たりということを普通にしてる。全く異性として見ていないかというとそういうことでもなくて、多分誘われたらセックスもできるんじゃないかと思う。でも恋愛関係になりたいとは特に思っていない。相手が結婚してるからってのもあるし、でもだから好きになってしまわないように我慢してるとかそういうのじゃなくて、普通に好きな人が別に居るから。ヨメとどうこうしたって話を聞いても、それに嫉妬するということも勿論ありえない。相手がどんな風に思ってるのかは分からないけど、友人として関係維持したいという気持ちは多分お互いに一致してるんじゃないかと思ってる。

この人には、時々わざとお洒落も化粧もろくにしないで会ったりする。そういう「女じゃない自分」を時々見せるのは、恋愛関係を望んでませんよという一種の表明みたいなもの。1番目に相当する人にも勿論これをやる。

3番目に相当する男友達の場合、相手からは「友達としてしか見られない」と言われてる。それはそれで、ちゃんとどう思ってるか言ってくれたことも、その上で友達でいたいって言ってくれたこともありがたいので、友人として関係維持したいと思ってる。でも会うときはきっちり気合入れる。

僕も同じように「異性として見れる/見れない」女友達は両方いるけど、異性として見てない女性に恋愛対象として見られたとしても、
「こっちのことも異性として見てほしくはない。もっと若い頃はやっぱりそうなった場合とてもショックで、その時点から避けまくっていた」
なんてことにはならない。「やっぱり」とか当然の感覚のように言ってるの、凄いよなぁ。結構カルチャーショック*1ですよ。1番のタイプの女性に告白された場合の男性の対応としては、3番目の男性みたいに「友達として今後もよろしく(*´∀`)ノ」っていう感覚が主流じゃないかなぁ。少なくとも、僕ならそうすると思います。
まぁ男性も恋人を性的魅力で決めているので、その点では全然女性のこたぁ言えないわけですが、ただ「恋人」と「友人」の境界は、妊娠というセックスリスクを持つ女性のほうが、よりハッキリしている傾向があるとは言えると思うのですよ。「性的魅力を感じない人間」が自分に対する性的欲望をあらわにした時に感じる、生理的キモさの強さも。

【2007.01/17 PM.17:00 追記】

少し関連性のある記事を書きました。
・女性にとってセックスとは、究極的には「暴力」でしかないのだろうか?(もしかして)
http://a-pure-heart.cocolog-nifty.com/2_0/2007/01/post_5f0d.html

*1:セクシュアリティショックと言うべきか。